のれん

京都平安堂の暖簾 本物の風格と西日にも耐える堅牢度

投稿日:2017年12月7日 更新日:

京都大徳寺の東側にある漆芸舎平安堂様。
この店には数々の文化財の修復や復元、陶器の修復·金継ぎの依頼が
全国から寄せられます。
本物の技術とそれに相応しい風格を表現する店舗。
その店舗の顔となる暖簾とはどのようなものなのか。
このお店の素晴らしさと共に紹介させて頂きます。

1.工芸品に新しい価値を吹き込む
平安堂様は寺社仏閣を含む文化財の修復などを手がけられており、
店内には修復された陶器も置かれています。
昔、物のない時代、貴重な陶器は壊れても写真のように繋ぎ止めて
使用されていました。

陶器の修復

修復と共に新しい価値を吹き込む

この物を大切に使い続ける精神を受け継ぎ、更に新しい価値を持たせて
修復するのが平安堂様の金継ぎです。
写真のように壊れた部分を修復し、その跡を美しい紋様にすることで、
物を大切に使う心をデザインに取り入れた価値あるものを生みだされているのです。

2.雰囲気のある店構えを作る暖簾の生地
本物の技術をベースに信頼を築いて来られた平安堂様。
その店の顔となる暖簾には和の雰囲気と重厚感を持たせるために、
厚手の5番綿スラブの生成り色を選定。独特の凸凹と染め抜いた部分の、
真っ白ではない生成り色が和の雰囲気を作り出します。

生地感と染め抜き

生成り色で独特の凸凹感のある生地

3.西日に負けない圧倒的な堅牢度
平安堂様は大徳寺の東側の道路に面したロケーションにありますが、
強い西日の当たる場所であるため、日光による劣化が心配です。
そこで強い日光でも色あせない特殊な染料を使用。引き染めによって
染め上げました。
西日は店内にも射し込むため、日除けとして玄関前以外の部分にも
同様の生地と染料で暖簾を製作。全体の統一感を作り出しています。

西日に耐え、店内を守る

 

4.丁寧な仕立て
元々の生地の寸法と必要な寸法が合っていない場合、必要な寸法に合わせて生地を切って使用しますが、切った端部は、そのままでは丈夫さが損なわれ、見た目も良くありません。
当店では端部を三折りにして縫い合わせる、職人による本仕立てを行っております。
この仕立てによって、強度を高めると同時に丁寧な印象に仕上がります。

三つ折りの本仕立て

このように、店舗の顔となる暖簾は、表現したい雰囲気や使用環境を考慮して生地や染色方法を選定していきます。
何よりも思いの詰まったものですので、当店ではお客様のお話を伺って
最適なものを提案させて頂き、そして丁寧に製作させて頂きますので、
些細なことでもご相談頂ければ幸いです。

漆芸舎平安堂様
https://shitsugeisya.jimdo.com/

-のれん

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